2011/01/12

アミアンのちょっと良い話...

フランスは今日からソルド(セール)がスタートしました!

私も午後から出かけてきましたよぉ^^/

アンクレットブーツやカーディガンなど計4点のお買い物...

はぁ〜...でもショッピングするには東京が1番です!

パリよりも東京のほうがお買い物するには楽しいですよー!!





では、トンボと私の住むアミアンのちょっと良い話を...


12月の中旬、雪が積もっていて1番寒かった頃...

夜、トンボと歩いて近くのスーパーに買い物に行く途中で、
1匹の若い猫を見つけた。

1軒の家の前で少しだけ開いたドアをカリカリしていたので、
"ありゃりゃ...お家に入れなくなっちゃったの?"と私が近寄っていくと、
猫も私の足下に寄ってきて、少しの間その猫を撫でていた。

そしてスーパーに行こうと再び歩き出すと、その猫まで着いてくる...


買い物を終えて家へと帰る途中、またあの猫がいた...

"まだお家に入れないの?寒いのにかわいそうに..."と思いながらも、
私たちは家に帰った...



それから数日間、夜になるとその猫を見かけるようになり...

人に寄っていくし、簡単に抱っこさせるし、飼い猫なのはあきらか...

でも、この寒いときに毎夜外をうろうろしている...

"あの猫は捨てられてしまったんだろうか?"

"ひどい飼い主に家に入れてもらえないのだろうか?"



ある夜、歯を磨きながらふと窓から外を覗くと、あの猫がいた...

向かいの家のドアの前でうずくまって鳴いている...

その時、私と目があった...

"あぁ、どうしよう...あの子助けを求めてる"...そう思った...



次の日の夜、私はホットミルクとパンを持ってあの猫を探した...

トンボには反対された...

懐かれても困るし、うちにはもうすぐ子猫(Fuji)がくるか連れて帰れないんだし...と。

確かにそうだけど...放っておけなかった...

あの子猫を見つけたのに、何もしないでもしあの猫に何かあったら
責任は私にもあると思った...

ホットミルクを持っていくと、あの猫はまたいた...

猫はミルクの匂いを嗅ぎ付けると、ものすごい勢いで飲み出した...

"お腹空いてたんだね..."

(このことで、トンボには"meggは優しすぎる!世の中には
もっとひどいことが沢山ある!そんなんじゃ心がダメになっちゃうよ!"と言われた...
確かにそうかもしれないけど、助けられる小さな命を失うのは2度と嫌だった)



それから数日後、猫を見かけることはなくなった...

家に戻れたのか、野良猫になったのか、それとも.........



我が家にはFujiがきて、あの猫のことも少し忘れかけていた頃...

昨日、パンを買いに家から歩いて2、3分のパン屋さんに行った。

そこで、この張り紙を見つけた...

"あ、あの猫だ!探している人がいるんだ!どうしてうちで保護しなかったんだろう!"
そんな思いが頭を巡った...

仕事から帰ってきてトンボに真っ先にこの写真を見せ、何て書いてあるの?と
聞いた...

すると...

"猫を保護しています。誰の猫ですか?連絡を下さい"ということが書いてあるそう...

あぁ、良かった...野良猫にならずにすんだんだ...

寒さをしのげる温かい場所ができたんだ...


心の底から安心した...

結局私は、あの猫に何もしてあげられなかったけど、小さな命が消えずにすんで
本当に良かった...


なぁ〜んだ...うちの近所、良い人もいるじゃん!!!









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2 件のコメント:

  1. ネコはこたつで丸くなる・・・
    これが日本人の感覚だものね。
    雪の中にネコちゃんがいたら気になるよね。
    でも あのネコちゃんが保護されていて良かった。
    安心しました。

    Fujiは ほんとにボス顔だね^_^
    おっと失礼 レディーちゃんでした!
    Fujiには言わないでね(^^ゞ

    返信削除
  2. pokohahaさん

    トンボの実家の猫は雪が積もっていても1日外に出かけてたりするから、
    大丈夫なのかもしれないけど、やっぱり心配...>_<

    でも、本当に保護してくれる人がいて良かった...
    張り紙の写真は目つきが悪いけど、もっとかわいい猫だったんだけどね^^;
    背中にうりぼうみたいな模様があってキレイな猫だったの!

    返信削除