今日は3月11日...
東日本大震災からちょうど1年が経ちました...
フランスでは今日、原子力発電所の周りを人が取り囲み、
大規模な原子力反対デモが行われたそうです
フランスにいる私にとってはこの1年、本当にあっという間でした...
でも、1年が経った今でも避難生活を余儀なくされているひと、行方のわからないひと、
家族一緒に暮らすことができないひと、目に見えない放射能に苦しんでいるひと、
心の傷から立ち直れないひと、たくさんのひとたちの時計は、1年前の今日から
止まったままでいる...
思い返せばあの日、目覚まし代わりにしているラジオから日本で大きな地震があった
という情報が流れてきました...
びっくりしたけれど、地震が珍しくない日本、それほど焦りもせず、
テレビでニュースやってるかな?ぐらいの気持ちでテレビをつけると、
津波が大地を呑み込んでいく映像が目に飛び込んできて、もうその場から
動けなくなってしまいました...
日本にいる家族ともなかなか連絡がつかず、毎日のニュースで被害状況を知れば
知るほど、"私の大好きな故郷、日本がこのままダメになってしまうのではないか?"
とまで思い、フランスにいる私に何ができるのかわからず、
落ち込むだけの日々が続きました...
それから丸1年が経った今日、島根にいる私の大切な親友が結婚しました
直接会ってお祝いの言葉を伝えることはできなかったけど、
大切な友だちが結婚するというのは、こんなにも嬉しい気持ちになるんですね...
彼女たちにとっては3月11日は2人の新しい人生のスタートの日...
過去ではなく、未来を見つめる希望の日...
1年前のあの日に止まったままの時計を胸に抱え、苦しんでいるひとたちが
少しでも早く未来に目を向けられる日がきますように...
3月11日という日が、2011年の大震災を振り返り立ち止まる日ではなく、
明るい未来を想像し、前へ進み出せる日となりますように...
ひとりひとりが強く生きていける、日本がそんな国になりますように...
どうか、どうか"美しい国日本"が失われませんように...
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